目的
プラスチックの持続的な利用に資する革新的技術・ビジネスモデルについて、国内外の動向を調査、分析し今後の都の施策の方向性を探る。
調査内容
- 2Rを組み込んだ新たなビジネスの動向調査
- 循環的利用に関する技術開発・実証実験等の動向調査
- 社会実装に向けた施策の検討・提案
- 事業系廃プラのリサイクルルートに関する調査
調査フロー
委託者と調査手法の協議
→第1段階調査・有識者ヒアリング→先進的な事例の抽出→ヒアリング調査→首都圏での展開可能性の検討・評価→社会実装に向けた施策の検討・提案
or
→事業系廃プラスチックリサイクルの文献・ヒアリング調査→材料リサイクルルートの拡大に向けた施策の検討
→報告書とりまとめ
収集した事例
国内リデュース
- 容器・包装なし入浴剤商品の販売(Lush)
- ラベルをつけないペットボトル飲料販売(アサヒ)
- 竹繊維生分解性ストロー(ユーケイ)
国内リユース
- 傘レンタル(アイカサ)
- 詰め替え場所の提供(良品計画、丸井、水Do!プロジェクト)
- 詰め替え用製品の販売(Ecostore JAPAN、LAWSON、日清食品)
- 複合機回収・修理・再販売(キャノン)
海外リデュース
- 果物の直接刻印技術
- クリーニング製品・シャンプー等の濃縮錠剤開発
海外リユース
- 買い物袋レンタル
- 量り売り
- 飲料リフィル
- 再使用カップ自動洗浄
国内2Rではプラスチックの利用回避や削減に資する取り組みがスタートアップ系企業を中心にで初めており、今後は多様化が進むことや大手企業による導入を通じた主流化が期待。
海外2Rでは、国内で実施・一般化されていない量り売りやメーカー・物流が一体化したシステム等が進んでいる。
リサイクルにおいては、国内外で研究開発が進められておりケミカルリサイクルや廃プラスチックの選別技術等が進んでいる。